熱海・静岡県

熱海梅園ガイド|日本一早い梅の見頃・梅まつり2027・入園料・行き方

更新日 2026年11月6日Dynamic Japan Travel 編集チーム/監修:登録旅行業者(愛知県知事登録旅行業第3‑1590号)編集ポリシー

熱海梅園ガイド|日本一早い梅の見頃・梅まつり2027・入園料・行き方

熱海梅園は、日本で最も早く梅が咲く梅園として知られています。温泉の町、熱海にあり、東京から日帰りでも行けます。この記事では、梅の見頃と2027年の梅まつりの予定、入園料、行き方、園内の回り方、服装と持ち物をまとめました。先に正直に書いておくと、私たちが熱海梅園を訪れたのは2023年12月2日で、紅葉の時期でした。梅の花については、熱海市観光協会が公表している情報をもとに書いています。秋の様子は、私たちの体験として紹介します。

紅白の梅の花が斜面いっぱいに咲く熱海梅園の眺め
紅白の梅が咲く熱海梅園

熱海梅園はどんな所?

まずは、熱海梅園がどんな場所かを紹介します。熱海梅園は1886年に開園した、歴史のある梅園です。園内には60品種、469本の梅があり、樹齢100年を超える古木もあります。梅は早咲き、中咲き、遅咲きの順に花を開きます。熱海梅園では早咲きが271本、中咲きが103本、遅咲きが95本です。毎年10月から11月ごろに最初の花が咲きます。2025年は10月7日に、その季節で初めての開花が確認されました。2024年は10月16日、2023年は10月18日でした。これが「日本で最も早咲きの梅」と呼ばれる理由です。

梅は、もともと中国から日本に伝わった花だと言われています。日本では1000年以上前から詩や歌に詠まれ、春を告げる花として親しまれてきました。桜より先に咲くので、梅が咲くと「春が近い」と感じる人が多いです。日本生まれの花ではありませんが、日本の文化に深く根づいた花と言えます。

熱海は、温泉と海で知られる町です。冬にはそこに梅が加わります。1月から2月の熱海は、花を見に来る人でにぎわいます。

梅の見頃と梅まつり2027

2027年の熱海梅園梅まつりは、1月9日から3月7日までの予定です。開花の進み方は年によって違うので、下の見頃の目安とあわせて計画してください。

開催予定

熱海梅園梅まつり

2027年1月9日〜3月7日

2027年

  1. 1月9〜31日
  2. 2月1〜28日
  3. 3月1〜7日

園全体の見頃の目安は、1月下旬から2月の中旬から下旬です。年によって2週間ほど前後します。まつりの内容は決まり次第、熱海市観光協会の公式サイトで更新されます。

まつりの期間は約2か月ありますが、園全体が見頃になるのはその中の一部です。例年、1月下旬から2月の中旬から下旬にかけて、園全体が見頃になる年が多いです。2026年は1月27日から2月中旬が見頃で、2月2日の6.5分咲きがピークでした。2025年は例年より2週間ほど遅れ、2月中旬から2月末が見頃でした。2024年は2月上旬、2023年は2月中旬から下旬でした。このように、年によって2週間ほどずれます。

白い梅の花の枝の向こうに濃い桃色の梅が広がる熱海梅園
白梅の向こうに紅梅。色の違う梅が近くに植えられています

ひとつ知っておきたいのは、469本の梅が一度に満開になることはない、という点です。中咲きや遅咲きが進むころには、早咲きは散り始めています。1月の早い時期に行けば早咲きの梅を、2月下旬から3月上旬に行けば遅咲きの梅を見ることになります。どの時期に行っても、どこかで梅が咲いているのが熱海梅園の良いところです。出発前には、熱海市観光協会の公式サイトを見てください。梅まつりの期間中は、開花状況が更新されています。

2月に日本で梅が見られるか、とよく聞かれます。答えは、見られます。熱海梅園は、2月が一番の見頃になる年が多いです。日本で梅を見るならどこが一番か、という質問には、答えがひとつではありません。梅の名所は日本の各地にあります。その中で、東京から近く、一番早く咲き始めるのが熱海梅園です。

梅まつりの楽しみ

梅まつりの期間中は、花を見る以外の楽しみもあります。園内では足湯と土産店が開きます。毎日10時から15時の間には、大道芸が随時行われます。10時から14時には、正面入口で地元のガイドによる無料の園内案内があります。日曜と祝日は、10時から甘酒、13時から梅茶の無料サービスがあります。それぞれ先着200名分です。日によっては、熱海芸妓の演芸会や歌謡ショーも開かれます。夜のライトアップはありません。梅を見るなら、明るい時間に行ってください。

入園料と開園時間

次に、入園料と開園時間です。熱海梅園は一年中、24時間いつでも入れる公園です。入園料が必要なのは、梅まつりの期間中の8時30分から16時までだけです。2026年の梅まつりの入園料は次のとおりでした。

区分料金
一般300円
11名以上の団体1人200円
熱海市内に泊まる人100円
中学生以下無料

期間中の有料時間は、入口で入園料を払います。支払いは現金なので、小銭を用意しておいてください。熱海市内の宿に泊まる人は、宿泊者割引で100円になります。有料時間の前後、つまり朝8時30分より前と16時より後は無料で入れます。朝早く行けば、料金がかからず、落ち着いて歩けます。また、2026年は2月25日から、まつりの期間中でも無料になりました。この扱いは年によって変わるので、2027年については公式の発表を待ってください。

熱海梅園への行き方

熱海駅から来宮駅へ電車で1駅、そこから歩くのが一番わかりやすい行き方です。バスでも行けます。

電車で行く(おすすめ)

  1. 熱海駅JR伊東線約3分
  2. 来宮駅徒歩約10分
  3. 熱海梅園

バスで行く

  1. 熱海駅伊豆箱根バス約15分
  2. 梅園バス停徒歩すぐ
  3. 熱海梅園

来宮駅はJRの駅なので、JRパスやSuicaなどの交通系ICカードが使えます。

バスは熱海駅のバスのりばから「梅園・相の原団地」方面行きに乗り、「梅園」で降ります。梅まつりの期間中は増便があります。

タクシーなら熱海駅から約5分、1,000円ほどです。

期間中は梅園の駐車場と周辺の道路が毎日混みます。土日祝は梅園前の道が一方通行になります。電車かバスで行くことをすすめます。

私たちは来宮駅で降りて歩きました。来宮駅は白い壁と瓦屋根の小さな駅です。駅から梅園までは歩いて10分ほどで、道も分かりやすいです。来宮駅はJRの駅なので、JRパスも、Suicaなどの交通系ICカードもそのまま使えます。熱海駅から1駅、3分ほどで着きます。

白い壁と瓦屋根の小さな駅舎、来宮駅
来宮駅。白い壁と瓦屋根の小さな駅です

バスで行く場合は、熱海駅のバスのりばから伊豆箱根バスに乗ります。「梅園」バス停は石垣沿いにあり、緑の標識が目印です。バスも交通系ICカードで乗れます。熱海は坂が多い町なので、市内の移動は歩くよりバスが便利だと感じました。熱海のバスの乗り方は別の記事で、のりばの場所や運賃の払い方をまとめています。

石垣沿いに立つ伊豆箱根バスの緑色の「梅園」バス停の標識
「梅園」バス停。石垣沿いの緑の標識が目印です

タクシーなら熱海駅から5分ほど、料金は1,000円ほどです。荷物が多いときや、数人で移動するときには便利です。車で行く人は注意してください。梅まつりの期間中は、梅園の駐車場と周辺の道路が毎日混みます。公式も電車での来園をすすめています。

荷物についてです。来宮駅には手荷物預かり所とコインロッカーがありますが、数は少ないです。熱海梅園にもコインロッカーがありますが、現金しか使えません。熱海の中をいくつも回るなら、先に熱海駅のロッカーに荷物を預けてから来るのがよいと感じました。熱海駅のコインロッカーについては別の記事で、場所や料金を紹介しています。

来宮駅のコインロッカーと自動販売機
来宮駅のコインロッカー。数は多くありません

東京から熱海までの行き方は、東京から熱海への行き方にまとめました。新幹線と在来線の違いや、所要時間の目安を書いています。

東京から熱海への行き方|新幹線・東海道線・踊り子の時間と料金Chubu area

関連記事

東京から熱海への行き方|新幹線・東海道線・踊り子の時間と料金

東京から熱海への行き方を4つ比較。一番速いのは新幹線ひかり(約40分)、一番安いのはJR東海道線の普通列車(2,090円)で、のぞみは熱海に止まりません。きっぷの買い方と予約、JRパス・JR東京広域パスが使えるか、熱海駅に着いてからの動き方もまとめました。

5 November 2026続きを読む →

園内の回り方

梅園に着いたら、どう回るかです。園内は思ったより広く、私たちは全部見て回るのに1時間ほどかかりました。園の中には坂と階段があります。川沿いに小道が続き、小さな滝や、赤い欄干の橋があります。歩きやすい靴で行ってください。入口の近くから早咲きの梅が植えられているので、入ってすぐに花が見られます。園内には案内図があるので、まず全体の形を確かめてから歩き始めると迷いません。時間がない人は、川沿いの小道を往復するだけでも、梅園らしい景色が見られます。

熱海梅園の園内案内図の看板。施設の場所と散策路が描かれている
園内の案内図。歩き始める前に全体の形を確かめておくと迷いません
紅葉した木々の下にかかる木の太鼓橋と石畳の園路
園内の木の橋。坂や段差のある所もあります(12月2日)

園のとなりには澤田政廣記念美術館があります。梅まつりの期間中も、こちらは別に入館料がかかります。近くには中山晋平記念館もあります。時間があれば、梅とあわせて立ち寄れます。

梅を楽しむためのマナー

熱海梅園の梅には、樹齢100年を超える古木もあります。長く残すために、次の3つを守ってください。

  • 枝や花に触らない:梅の枝は細く、折れやすいです。花に顔を近づけて香りを楽しむのはよいですが、枝を引き寄せたり、花を摘んだりしないでください。古い木ほど、一度折れた枝は元に戻りません。
  • 写真は園路から撮る:木の根元に入ると、土が固まって木が弱ります。写真は園路から撮ってください。混む日は、通路の真ん中で立ち止まると後ろの人が通れません。少し脇に寄ってから撮ると、お互いに気持ちよく過ごせます。
  • ごみは持ち帰る:ごみ箱がすぐに見つからないこともあります。屋台で買った食べ物の包みや飲み物の容器は、自分の袋に入れて持ち帰ってください。小さなごみ袋を1枚持っていると便利です。

服装と持ち物

1月から2月の熱海は、晴れていても風が冷たい日があります。園内は坂と階段が多いので、歩く前提で準備してください。

冬の上着
屋外を1時間ほど歩きます。脱ぎ着しやすい上着と、首元を温めるものがあると楽です。
歩きやすい靴
坂と階段、石の道があります。かかとの高い靴は避けて、滑りにくい靴を選んでください。
現金
入園料と梅園のコインロッカーは現金だけです。園内の屋台や土産店でも、現金があると安心です。小銭と千円札を用意してください。
交通系ICカード
Suicaなどの交通系ICカードは、熱海駅から来宮駅までの電車でも、市内のバスでも使えます。
小さなタオル
梅まつりの期間中は、園内に足湯が開きます。タオルがあれば、歩き疲れた足を温めてから帰れます。
ごみ袋
食べ物の包みなどを持ち帰れるよう、ごみを入れる袋を1枚持っていってください。

傘や雨具は、天気予報を見て決めてください。雨の日は石の道が滑りやすくなります。

熱海には梅園の足湯のほかにも、駅前の足湯や日帰り温泉があります。熱海の温泉の記事で、気軽に入れる場所をまとめています。梅園で使ったタオルが、そのまま役に立ちます。

秋はもみじの名所

ここまで梅の話をしてきましたが、熱海梅園は秋の紅葉でも知られています。私たちが訪れたのは2023年12月2日でした。川沿いの小道を歩くと、小さな滝があり、もみじが赤や黄色に色づいていました。人は多くなく、静かに自然の中を歩けました。

赤く色づいたもみじと小さな滝、渓流。熱海梅園、12月2日
熱海梅園のもみじと小さな滝(12月2日)

赤い欄干の橋と、色づいたもみじの組み合わせがきれいでした。熱海梅園では、毎年11月下旬から12月上旬に「もみじまつり」が開かれます。熱海市観光協会は「日本で最も遅い紅葉」として案内しています。梅まつりの期間以外は入園料がかからず、いつでも入れます。熱海に来たのが冬でなくても、散歩に寄る価値がある場所です。

紅葉の木々の向こうに見える赤い欄干の橋と小川。熱海梅園、12月2日
赤い欄干の橋と色づいたもみじ(12月2日)

来宮神社とあたみ桜もあわせて

梅園だけで帰るのはもったいないです。熱海梅園から歩いて約10分の所に、來宮神社があります。境内には樹齢2,100年を超える大楠があり、国の天然記念物です。幹のまわりを一周すると寿命が1年延びる、願い事を誰にも言わずに一周すると願いがかなう、という言い伝えがあります。夜はライトアップされるので、梅園のあとに寄るのにちょうどよい場所です。

1月から2月の熱海では、梅のほかに桜も咲きます。熱海駅に近い糸川沿いで早咲きの「あたみ桜」が咲き、「あたみ桜 糸川桜まつり」が開かれます。梅と桜を同じ日に見られるのは、熱海の冬ならではです。熱海の観光スポットの記事では、來宮神社を含めたほかの見どころもまとめています。

梅の時期は熱海に泊まる

日帰りでも行けますが、できれば熱海に泊まることをすすめます。理由は3つあります。ひとつ目は、熱海市内に泊まる人は入園料が安くなることです。2026年の梅まつりでは、一般300円に対して宿泊者は100円でした。ふたつ目は、朝のすいている時間に梅園へ行けることです。8時30分より前は入園料がかからず、日中より落ち着いて歩けます。3つ目は、歩いたあとに温泉に入れることです。熱海は温泉の町なので、夜はゆっくり湯につかって休めます。

宿の選び方は熱海の宿の選び方にまとめました。駅の近くの旅館から、静かな高台の宿までいろいろあります。たとえば私たちの熱海の貸別荘 月と太陽は、熱海の南側の高台にある4棟の一棟貸しの宿で、全棟に専用のサウナと熱海の温泉が付いています。家族や友人同士で、人目を気にせず温泉に入りたい人に向いています。

熱海の旅館・ホテルの選び方|エリア・温泉付き客室・貸切風呂・貸別荘

関連記事

熱海の旅館・ホテルの選び方|エリア・温泉付き客室・貸切風呂・貸別荘

熱海で泊まる宿の選び方。移動なら駅の周り、花火なら海沿い、静かな温泉なら伊豆山、家族やグループなら高台の貸別荘が目安です。熱海・箱根・伊東の比べ方、旅館とホテルと貸別荘の違い、温泉付きの客室と貸切風呂、一泊二食の決まり、予約の前に確かめることをまとめました。

4 November 2026続きを読む →

よくある質問

梅まつりのチケットは事前に買えますか?
事前のチケット販売や予約の案内は、公式には出ていません。梅まつりの期間中の有料時間に、入口で入園料を払うだけです。予約なしで行けます。混む日は入園そのものより、園の前の道路やバスの混雑に時間をとられるので、早めに出発してください。
梅園の中で食事はできますか?
梅まつりの期間中は、園内に屋台や土産店が出ます。軽く食べるものや飲み物はそこで買えます。しっかりした食事をとるなら、来宮駅や熱海駅の周辺のお店を使うのがよいです。まつりの期間外は屋台が出ないので、食事は先に済ませてから行くと安心です。
雨の日でも楽しめますか?
梅園は屋外です。雨の日も入れますが、坂と石の道が滑りやすくなります。滑りにくい靴と傘を用意してください。大道芸や無料のガイドなどの園内の行事は、悪天候のときは中止になることがあります。雨の日に行くなら、花を静かに見ることを目的にするとよいです。
子ども連れでも行けますか?
行けます。中学生以下は入園料が無料です。ただし園内には坂と階段が多いので、小さな子どもと一緒なら、時間に余裕をもってゆっくり回ってください。日曜と祝日には梅茶のふるまいがあり、休憩にちょうどよいです。