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北八ヶ岳ロープウェイと坪庭|標高2,237mの高山散歩
自然・アクティビティ

北八ヶ岳ロープウェイと坪庭|標高2,237mの高山散歩

文・編集:Dynamic Japan Travel 編集チーム監修:株式会社P-HAM(登録旅行業者・愛知県知事登録旅行業第3-1590号)

更新日 27 August 2026編集ポリシー
目次

北八ヶ岳ロープウェイと坪庭|標高2,237mの高山散歩

標高2,237m。夏の平地がどれだけ暑くても、ここまで上がれば空気は別物です。北八ヶ岳ロープウェイは、大型のゴンドラで山麓駅から山頂駅までをわずか7分で結び、降りた先には「坪庭(つぼにわ)」と呼ばれる溶岩台地の自然園が広がります。周回路は1周30〜40分。登山装備は必要なく、足元はスニーカーで大丈夫です。ただし夏でも山頂は涼しいので、羽織れる長袖を1枚だけ持っていきましょう。茅野駅からの往復を含めて日帰り圏、半日あれば十分楽しめます。
青空の下、山頂の展望施設と木道を歩くハイカーたち(北八ヶ岳ロープウェイ)
「日本の高い山を歩いてみたいけれど、本格的な登山はハードルが高い」——そんな人にこそ勧めたい場所です。一年中暑い地域から来る旅行者にとっては、この標高の涼しさはそれ自体がひとつの観光体験になります。この記事は2026年8月下旬の実体験に基づいています。

ゴンドラで7分、坪庭への空中散歩

北八ヶ岳ロープウェイのゴンドラは一度に100人が乗れる大型タイプ。乗車時間は約7分で、窓の外には針葉樹の森が広がり、振り返ると麓の景色がどんどん遠ざかっていきます。あっという間に、歩けば何時間もかかる高さまで運んでくれます。
針葉樹の森越しに立つロープウェイの支柱と、入道雲が湧く茅野の盆地
山頂駅の展望デッキから望む、入道雲の下に広がる八ヶ岳の山並み
うれしいニュースをひとつ。北八ヶ岳ロープウェイは2027年に開業60周年を迎え、山麓駅には「2027年7月 ゴンドラリニューアル」の案内が出ていました。真っ赤な新型ゴンドラのお披露目が今から楽しみです。
北八ヶ岳ロープウェイの赤いゴンドラ写真とリニューアル告知の木製看板
山小屋風の山麓駅と赤い旗、奥に緑の山とゴンドラの鉄塔(茅野・北八ヶ岳)

チケットの買い方(4ステップ)

切符の購入はシンプルです。窓口での対面販売なので、次の流れを覚えておけば迷いません。
1. 山麓駅の切符売り場へ。 駅舎に入ると切符売り場の窓口があります。窓口まわりに料金の案内板が出ているので、まず金額を確認しましょう。
2. 往復か片道かを選ぶ。 坪庭を一周してロープウェイで戻るなら「往復」が基本です。片道は、山頂側から登山道を歩いて下る予定のある人向けです。
3. 乗車券を受け取る。 窓口で支払いを済ませ、乗車券を受け取ります。
4. 改札へ進む。 駅舎内に発車時刻の案内板があります。時刻表は「毎時◯分発」が並ぶ形式で、一定の間隔で運行されています。間隔や始発・最終の時刻は時期によって変わるため、当日の掲示を必ず確認してください。
トイレは乗車前に山麓駅で済ませておくのが基本です。山頂駅にもありますが、山の上の施設なので、基本は山麓で・山頂は緊急時用、と考えておくと安心です。
料金と運行時刻は季節により変わります。訪問前に公式の最新案内を確認してください。
北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅、木造駅舎に並ぶ切符売場と発車時刻表
往復2,600円・片道1,400円と記された木目の壁の料金案内板(北八ヶ岳)

坪庭を一周する(30〜40分)

山頂駅を出ると、目の前が坪庭の入口です。かつての噴火が生んだ溶岩台地に周回路が整備されていて、1周30〜40分。ごつごつした奇岩の間を、地を這うように広がるハイマツの緑が埋め、視界が開ける場所では遠くの山並みまで見渡せます。
坪庭の木道の先に立つ鹿よけ柵の案内板と、遠くの山頂を歩く登山者
青空と緑の木々の中に立つ「北八ヶ岳 坪庭 2237m」の案内標識
入道雲の湧く高原の湿原を、木道が奥の針葉樹林へと続く八ヶ岳の夏
道は岩がちな箇所もありますが、よく整備されており、スニーカーで十分歩けます。ただしヒールやサンダルは不向きです。標高2,237mの高山らしい風景を、これだけ気軽に歩ける場所は多くありません。
溶岩台地の岩とハイマツの斜面で、案内標識のそばを行く登山者(坪庭)
高山なので天候は変わりやすく、雲がかかると眺望は消えます。狙い目は晴れ予報の日の午前中です。

余裕があれば、苔の森へ一歩

八ヶ岳は日本有数の「苔の森」としても知られています。坪庭からさらに足を延ばすと、苔むした岩と針葉樹に覆われた深い森の雰囲気に出会えます。時間や体力に余裕がなければ、森の入口で一歩だけ踏み込んでみるのでも十分。緑一色の静かな世界は、坪庭の開けた溶岩台地とはまったく別の表情です。本格的に森を歩く場合は、登山向けの装備と計画を用意してください。
苔むした針葉樹林の中の木道を歩く親子連れ(坪庭から続く苔の森)
苔むした倒木や岩が地面を覆う針葉樹林に木漏れ日が差す、北八ヶ岳の苔の森

山の食事——そばは麓で、山頂はカフェでひと休み

しっかり食事をとるなら山麓駅です。食事処があり、今回は温かい山菜そばを食べました。標高1,700mの山麓でも空気はひんやりしているので、温かいそばがよく体に染みます。
きのこと山菜が入った温かい醤油味のそばと、隣に並ぶざるそば(茅野)
山頂駅には売店を兼ねたカフェがあり、アイスクリームやコーヒーなどのドリンクで休憩できます。本格的な食事は麓で、山頂では景色を眺めながら軽くひと休み——という使い分けが目安です。山麓駅にはパン屋もあり、帰りの待ち時間に立ち寄るのにちょうどよく、行動食やおみやげ代わりにもなります。
北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅、パン屋の売店とソフトクリーム模型が並ぶ木造休憩所

アクセス:茅野駅からバスで

最寄りの鉄道駅はJR中央本線の茅野(ちの)駅で、そこからロープウェイの山麓駅までバスが出ています。
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